第二回目となる配信ライブは弾き語りによる
シンガーソングライター2組が登場。

2組目は、フジモトジン。

北九州市小倉出身のシンガーソングライター。

「海で死んでしまった男の歌を」との紹介から『ゴースト～カリブ海の幻～』でライブがスタート。

ガット・ギター(ナイロン弦)の艶やかな響きとともに、まるで本当に海中を彷徨いながら歌っているような独特な雰囲気にすぐさま惹き込まれました!

一音一音つまびかれるギターの音が、水泡ひと粒ひと粒のようにフワフワと宙を舞っているようで、ゆったりと語られる歌詞と相まって何とも言えない世界を感じさせてくれます。

「待っている女の人がいるんじゃないかな?と思って続編みたいな歌を」という紹介から2曲目の『待ち人のうた』へ。

残された主人公が、もう帰らない愛する人への想いを静かに語り始めます。

やがて募る思いが溢れ出す。

～会いたい/もう一度会いたい・・・～
～抱きしめてもらいたい/微笑んでもらいたい～

ストレートな言葉で歌われるともう涙をこらえきれません。

そして追い打ちをかけるように。

～あなたのギター/何も知らないまま/錆びたゲージはあの日のまま～というフレーズでまた涙。

情景が頭の中を駆け巡り、聴き手の感情に見事に溶け入る歌唱と表現力に、ただただ感動しました!と、美しいLOVE SONGの余韻に浸っていると。

「人生初の配信ライブなのでとても緊張しています。この先ないかもしれないので、今日が最後かもしれないので」

少しおどけたMCをした矢先、、、

今度は「デリバリー〇ルスの歌を」と、さっきまでの2曲から突然歌のテーマが一変!!

軽やかなギター・ストロークで、爽やかに、時折巻き舌でやんちゃなキャラを見せながら披露されたナンバーは『すごくEばかんす』。(アルファベット表記のエロさ加減が、故プリンスみたい!)

天晴れ!としか言いようがありません。この確信犯め!(笑)

「酔っぱらっても友達とセッション出来るように作った歌なんですけど。セッションしようねって時に必ず二人とも酔っぱらってるので一回もまともに演奏できたことが無い」というMCから、4曲目『もう眠くてなんにもできやしねぇ』。

深酒飲みなら誰しもが経験する行動が、細やかな情景描写で描かれています。

ラスト・ナンバーは「SUNSET LIVEに出たい!と思って作ったナンバー」という、その名も『サンセット』。

冒頭2曲は哀しいラヴ・ソング⇒デリ〇ル・ソング⇒酔っ払いソングと、おもちゃ箱みたいな選曲で楽しませてくれた後は、再びしっとりとした歌でCOOL DOWN♪

～Everything’s gonna be alright.真っ赤な空の向こうまで、行こうよ～

彼の音楽の根底に流れるメッセージが、最後に締めくくられたこの歌詞に凝縮されていた気がします。

加えて、どこか山崎まさよしさんに通ずる独特な歌とギター・サウンドのマッチングも、
彼ならではの個性だと思いました。

あなたにしか描けない情景や歌詞で、またわたしたちを楽しませてください!

素晴らしいパフォーマンスをありがとう!!フジモトジン!

SET LIST
1.ゴースト～カリブ海の幻～
2.待ち人のうた
3.すごくEばかんす
4.もう眠くてなんにもできやしねぇ
5.サンセット

Information
◆Twitter
https://twitter.com/Fujimotojin3

◆Youtube
https://tinyurl.com/y3ywtxy2
https://tinyurl.com/y2wxrozt
https://tinyurl.com/yyaljuul